地図用枠 左 地図用枠 右
境界線
日光東照宮とその周辺散策、二日目です。

さっそく東照宮へと向かいます。
散策日和です。
東照宮近くの駐車場にバイクを止めて向かいます。
向かいがてら周囲の観察を。

ちなみに左手にあるのは廃墟です。
四階建ての大きな物件です。
途中、いい感じの下り階段を発見。
キョロキョロしながら歩いているうちに大通りに出ました。
正面の鳥居からは画面右手奥の神橋に通じています。

ですが、とりあえずスルーして右折します。
到着しました。
木々が鬱蒼としています。
早く世界遺産を見たいのに、赤信号がヤキモキさせます。
世界遺産『日光の社寺』。

金色が目に染みます。
と、早速の難所。
先行き不安です。
細い上り階段をクリアするとまた現れた上り坂。
息切れを紛らすために横に目をやると巨木群が。
圧倒されます。
朝からちょっとした苦行です。
苦行で危うく悟れそうになる前に、突然、公道のような風景が。
辺りを見回すと駐車場が。

何かしらを見つけたのだと思い、奥に進むことに。
出ました。

これは『三佛堂』という、輪王寺内にある本堂です。
現地で判ったことですが、この辺りにはそこかしこに寺院建物があるので、目に映る建物は全て東照宮のものと漠然と思ってました。
しかしどうやら、東照宮はそのそこかしこにある寺院群をなしている、一寺院だということです。
ですので、この三佛堂も東照宮のものではなかったです。
そしてそのためか、どこか入り口で拝観券を支払えば、全ての建物に入れると思ってたのですが、それこそそこかしこで拝観料を取られるので、何となく損した気分になりました。
こちらは三佛堂の裏手にある『大護摩堂』。
造りががっしりしているので迫力があります。
大護摩堂の向かって右に建てられている『護法天堂』。
毘沙門天・大黒天・弁財天と関係があるみたいです。
『相輪塔』です。大護摩堂の近くにあります。
比叡山の宝塔を模して作られた供養塔です。
四方の支柱がカッコいいです。
北上します。
それにしても道幅が広いです。
小さな神社が入りそうなほど広いです。
などと妄想をしていると着きました。

石碑がもう威厳があります。
うやうやしく鳥居をくぐることに。
遠足の集団を発見。
さすが世界遺産。
五重塔の朱色が緑に映えます。
表門です。
五重塔とは目と鼻の先。

いよいよ東照宮の本丸に乗り込みます。
と、その前に、阿形と、
吽形を確認。

ちょっと汚れが目立ちます。残念。
狛犬は表門の裏に居ました。
表門から少し進むと人だかりが。
どうやら「見ざる言わざる聞かざる」が見られるみたいです。
居ました。生『三猿』です。
この建物には三猿の他に、
この様な彫り物も、
見ることが出来ました。
三猿以外にも猿は居たんですね。
『御水舎』です。さすが世界遺産、豪華です。
五重塔を過ぎ表門から少し行ったところにある『鐘楼』です。
神輿のような派手さです。

でもその鐘楼より、画像右下の建物が気になります。
なぜ埋まってるんでしょう・・・
更に進むと二つ目の門、『陽明門』が。
意匠が凝っています。
この門にも仁王よろしく、二体の像が安置されています。
ですがこの像、誰がモデルなのかは不明だとか。
陽明門をくぐると目の前には『唐門』が。
他の建物と違い、白が印象的です。
道なりに進み、『祈祷殿』までやってきました。
このすぐそばに眠り猫がいます。
ついにお目当て、『眠り猫』です。
東照宮で一番見たかったものです。

が、人の流れに気を遣いすぎて画像がこの有様・・・

更に、期待が大きすぎたのか、実物のショボさに卒倒しそうになりました。
「こ、これだけなの・・・」と。

置物のようなものを想像していました。
気を取り直して眠り猫の下をくぐると、いい感じの石畳が奥へと誘います。
誘われるのはいいのですが、それなりにしんどいです。
軽い息切れとともに最深部『奥宮』に到着です。
ここは家康の墓所です。
一通り見たので戻ることに。
五重塔付近まで戻ってきました。
次は『日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)』へと向かいます。
木々が歴史を感じさせます。
着きました。

石碑がいい味を出してます。
こちらも負けず劣らず広いです。
それにしても大きいです。

大きいのでずっと上を見てたので危うく見逃すところでしたが、木の根元に何か居ます・・・
近づくとケロヨンが居ました。
何故にケロヨン?
もしかして、祭神おおなむち様の化身なのかしら?
本社です。
周囲の木々とあいまって威風堂々と見えます。

後日調べると、日光は強力な龍脈(大地のエネルギー)の発生源らしいです。
ふとスプリガンを思い出しました。
少し進んだところにある、神輿をしまっておく『神輿舎(しんよしゃ)』前です。
ここでも木は圧巻です。
脇から奥に進みます。
奥は雰囲気の違う建物がありました。
落ち着きます。
次は『輪王寺 大猷院(たいゆういん)』へと向かいます。
東照宮に比べると知名度は低いと思いますが、立派で落ち着いた佇まいです。
入ってすぐ、仁王門がお出迎え。
人は東照宮に比べると少ないです。
そのお陰で、落ち着いて鑑賞できます。
次に迎えてくれたのは『二天門』です。
名前の由来は、門に持国天と広目天の二天を安置している事からだとか。
カッコいいです。
周囲はいい感じに苔むしてます。
穏やかに時間が流れています。

あまりの静けさで、目の前のカップルの会話が、何とは無しに聞こえてきました。
陽明門に祀られている風神・雷神の話みたいです。

「雷神って何?」
「う~ん、雷の神様かなぁ。」
「じゃあ、ドリフのカミナリ様みたいなもの?」
「そんな感じかな。」

危うくミネラルウォーターを吹くところでした。

それにしても、穏やかに時間が流れています。
そのあと、夜叉門をくぐり、大猷院を見ました。
大猷院とは、徳川家光を祀る霊廟です。
周りは木々に囲まれているのに虫の脅威に怯える必要が無いので最高です。

そろそろ食事を取ることに。
湯葉づくしです。

この時に美味しさに気づき、今では好きな食べ物に湯葉がエントリーされています。
最後の締めに神橋へ向かいます。
ミバは正直、普通の橋です。
ですが、おごそか感は全開です。
橋の下の川は『大谷川』。清流です。
重要文化財ですが、ここまで近代のものを取り付けられると、なんだかなぁと思ってしまいます。
橋桁も近代のものに見えます。

かろうじて橋脚は昔っぽく見えます。
大人300円也。
う~ん・・・
最後に、揚げゆばまんじゅうを食して帰ります。

ちなみにこのまんじゅう、危険です。
「名物に美味いものなし」のルールが適用されません。注意して下さい。